古来花衣とは、日本人がお花見に着る晴れ着を花衣と呼んでおりました。晴れの日の衣装を意味します。
日本には春夏秋冬の四季があり、人々は季節の変化と共に自然界の美しい花々の変化を楽しみます。着物の図案には、古くからこれらの美しい花々をモチーフにした図案が多く取り入れられてきました。花のモチーフは、とても華やかでお祝い事などで着られる着物に多く描かれ、吉祥文様として愛されています。
この度発表させて頂きます作品では、華麗で美しい花々が伝統的な技法の元、すべて手描き友禅で描かれております。
Mari Maeda作品の特長は、構築的かつ直線的なフォルムをモダンに表現し、古典美と現代感覚であるトレンディー性の融合を取り入れています。
また作品のコーディネートには、日本人が最も愛したシルク素材と未来感覚であるハイテク素材の組み合わせにより独創的な世界観を表現しています。
Mari Maedaが好む柄行には古典的な柄行が多く、そこには古典に対する深い敬愛が込められているのです。